M5. 心からの歌/作詞/
M7. サンキュー!ミュージック!/作詞/
M8. きっとよくなる/作詞(初回限定版)
【心からの歌 制作エピソード】
作詞を担当させて頂きました。
2008年リリースですから、12年前。
干支ひとまわり!?ワオ!
不思議なもので12年経っても制作オーダーをはっきり覚えています。
・「〜の歌」というタイトルにしたい。
・「夏」というワードを入れて欲しい
収録予定の「VIBES」が夏発売の予定でしたので「夏ワード」です。
ですが、デモ楽曲を聞いたときは夏の暑さではなくノスタルジィを感じました。
ですので、夏は夏でもキラキラした夏ではなく。
夏の終わり。一日の終わり。
あの独特の懐かしく感じる黄昏時を舞台にしようと思い書き始めました。
そしてもう一つのオーダー「〜の歌」。
このタイトルをつける場合として色んなパターンが考えられますが「大切な誰か一人に向けて歌う歌」それをコンセプトにしました。
ネタばらしをしてしまいますと。
自分の中でリファレンスにした歌詞の世界観があります。
尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」
作詞はかの阿久悠大先生です。
阿久悠先生の作詞論の中で非常に感銘を受けた一節があります。
・作詞で大河ドラマだって作れる
この楽曲はまさにこれを目指しました。
この歌詞では「ドラマ性」を意識しています。
舞台となる二人で暮らした部屋とその時間軸の移り変わりを描きました。
二人で部屋を選び。
やがて君が出ていき。
そして今日、自分もこの部屋を出ていく。
1番が幸せな日々、2番が別れ、3番が旅立ちという構成です。
この楽曲は1番と3番では全く印象が変わります。
コンサートではフルコーラスではなく1ハーフで演奏されることも多々あります。
それを想定すると1番と3番で情景が変わる構成は冒険でしたが、あえて挑戦しました。
VIBESツアーの時に大阪城ホールで拝聴させて頂きました。
楽曲の歌い出しは坂本さん。
舞台中央で歌い出した姿に感動したことを覚えています。
最後に。
作詞家というのは「自分の経験」をネタにすることはありません。
経験談だけで作詞をすれば、波乱万丈の人生でない限り10曲もすればネタ切です。
だから決して経験談ではないのです。
いいですか?
これは経験談ではないのです。。グスッ(涙)
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